3月18日の報告。
この日は変わったことが盛りだくさんな一日でした。
基礎練をやってから、島津さんによって新たに導入されたワークショップをしました。
その名も!
「………」
……忘れてしまいましたが、喜怒哀楽をポーズ・表情で合図に合わせて一瞬で表現し、これを他の人に見てもらって意見をもらいます。
原則として、
・ありきたりなポーズはちょっと……
・ポーズをとった後は何があっても・何を言われても動かない(練習ではなくて、舞台に立っているつもりで)
・下を向いたり、目をつぶったりしない(お客さんにちゃんと表情を見せる)
以上の3点が主にあげられます。
これがなかなか難しい。
ちょっと経つと、すぐに原則は脳内からすっとんでいきます。
脱走癖はちゃんとしつけないといけないようです。特に2番目なんかは常習犯でした。
1番目はまだまだ想像力が足りない所為で守れていません。要努力です。
加えてこのワークショップで表情の大切さを思い知らされました。
芝居の練習に入ると、なんとなくマンネリ化したこの状況を奪回しようと色々ジャーニー(I澤さん談)してみました。
まずは二人の役者さんが入れ替わり。
意外と面白いです。
互いに互いの台詞覚えが微妙でつかえる箇所はありますが、そんなことよりもそれぞれの役の感じを知ることが出来たように思われます。ジャーニーの収穫があったのではないでしょうか。
次は片方の役者さんはお休みして、大道具のたっぴーさんが相方をつとめてみました。
たっぴーさんはご自分の言葉で台詞を言って下さるので、自然な感じでなおかつとても面白かったです。
勿論この“面白い”とは“興味深い”という意味です。ええ。そうですとも。
不肖私、ヨシ堕も相方にチャレンジです。
前回同様、思い出すと頭を抱えてゴロゴロと転がりたい気分になるのですがなんとか頑張りました。
役に立てたのでしょうか。
そしてI澤さんは写メをとりまくっていました。
表情の研究という名目で100枚ほど撮ったらしいです。おそらく8割は趣味なのでしょう。
そんな感じで午前中はジャーニーして終了しました。
お昼はご飯を食べながら、近藤さんの紹介してくれたビデオを見ました。
やっぱりプロの方は違う!という感じです。
自然なんですよね、会話から動作から。
ちょっと台詞をとちった時も自然に修正です。
これは凄い。
見習いたいものです。
そして午後の役者さんたちはジャーニーに代わってアドベンチャーでした。
でも小道具係は午前中から地味にやっていた色塗り作業を続け、大道具さんは棚を組み立てていたのです。
なんというギャップ。
だがそれがいい。
手についたピンクの絵の具が落ちなかったのは内緒。
そんな訳で、奇想天外な一日は終了したのでした。
この日一番の収穫は、個人的に表情の大切さが分かったことだと思います。
今回の公演はお客様とかなり近い場所で演技をすることになります。
必然的に細かいところまで見られることになるので、より表情は占める大きさが増える訳です。
もちろん大きな舞台でも表情は大切ですけどね。
顔はしっかりくっきりはっきりと!
きっとそれは老け顔防止にもなる筈です。
頑張りましょう。