8月5日に行われた、
青年団の、舞台美術をされている、杉山至さんの舞台美術ワークショップに参加しました。
場所は三重県文化会館、第一ギャラリー。
とても広くて声が響く場所です。
参加者は若い方からご年配の方までいらっしゃいました。
一番最初にしたことは、紙を渡されて
「中心探す」ということをしました。
真ん中に点をつけたり、
紙の形を変えたり、
別のものをイメージしたり、
・・・と。
階段を作った方もいらっしゃいました。
そして、何を考えたか私は、中心は点ではないと考え、面だと言いました。
あ”・・・。
そして、自分と同じグループの人を探すのですが、
なかなかみつからなく、
共通点を探しました。
そして、グループ名を決めるのですが、
最初、「チューズデイ」にしました
が、「迷宮」じゃないかと言われました。
そして、次に行ったのが、
空間をスケッチするというもの。
階段や、部屋の片隅、バルコニー、休憩室などさまざまなものを、
いわゆる「ロケハン」しました。
そして、その「ロケハン」をもとにグループを探しました。
私がいたグループの名前は「ネバーエンド」
どこまでも続く長い廊下、
天まで届きそうな高い柱、
どこまででも続いてそうな窓の向こう。
そして、そのイメージをプレゼンテーションしました。
終わりが見えないことから、マトリヨーシカをイメージして、
それを紙で表現しました。
題「マトリックス」
・・・はい。
ご想像にお任せします。
その他にあったのも面白かったです。
チーム「こぢんまり」がなかなか、意表を突かれた感があって面白かったです。
あと、「up and down's」の発想もすごいなぁとおもいました。
そして、そのあとはスケッチした場所を使って演じてみました。
題名は「だんろこがんさまるだ」
・・・はい。
ご想像にお任せしますが、大体予想がついたかもしれません。
・・・そのとおりです。
遠近感があるものを作りたかったのです。
そして練習して発表しました。
・・・ら、予想外にエキストラがたくさん。
場所の効果がすごくよくでたので、結果的によかったです。
ほかにも、発表したところで、
客に何かを強いてさせるところがあって、
その手があったか!!というのが面白かったです。
考えてみれば、舞台も公演中客に座ることを強いているとも言えます。
舞台美術は興味があったのですごく面白かったです。
役者は演技を表現の媒体として用いるのと同じように、
音楽家は表現の媒体として音楽を用いるのと同じように、
舞台美術家は舞台美術を表現の媒体として用います。
演技についても、音楽についても、
表現においてはどれも同じことがいえますが、
舞台美術には正解などありません。
いろいろな方向から考えてみるということが必要だたお思いました。